マザーズ・ミルク

10/20
名古屋GURU×GURUにてワンマンライブ
「2013年 なぜわたしたちがゴミ以下なのかについて」終了しました。
来てくれたみんなありがとう。


4時間ほぼノンストップ。
全50曲といったところでしょうか。
歌い切りました。
最後の最後まで生き残ってくれたあなたに本当に感謝します。

長時間コンセプトのワンマンライブは前回の仙台に続いて2回目だったのですが、このやり方は自分にしっくりと来ます。
普段は基本30分。長くても45分そこらのライブ時間。
でもワンマンくらいはもう歌えない、ってところまで歌いたい。

ここでいうもう歌えないところってのは、肉体的なそれのこと。
肉体が消耗し、削られていく、あの感じ。
腕がうまくあがらなくなり、喉がかすれ、頭がぼおっとしだす。
そこで体を止めて、椅子に座り、ほっとせずに、もう倍歌う。
そうすると腕はギターとくっつき、喉は音符とくっつき、頭は鮮明に映像を捉える。
もはやその快感に勝るものは、なにもないのかもしれません。

見る側も死ぬほど疲れたことでしょう。
俺はそれを求めてる。
ひとりで歌う時、ひとりだ、と思う。
あなたも、きっと、ひとりだっただろう。

なぜ、わたしたちはゴミ以下なのでしょう。
認めたくないけど、やっぱり振り返って自分を帰り見た時、小さな約束一つも守れない自分や他人との秘め事を歌にして大声で歌う自分や、ひとりじゃなんにもできない自分はゴミ以下だな、と思う。
だから、なお、一層。
擦り切れながら生きるしかない。

今回初めて歌ったGURU×GURUは死ぬほど音が良かったし、居心地が良かった。
ライブハウスの立派な音響があるわけでもないのに、なんであんなに音が良いんだろう。
生活にぴったり張り付いた音だ。

きっとマスターであるdj dieの人柄だろうな。
あの人とちゃんと一日を作った。
ひとりでなんでもできる人。
またはひとりでやらなくちゃならない。と思って行動してる人。
そんなやつらが集まるから、爆発するんだ。
夜や、日常や、朝や風は。

ひとりでやるんだ。
ひとりじゃなきゃだめだ。
ひとりでできなきゃだめだ。
そしたら、ひとりじゃない。


10/21
新宿JAM
俺の親友ササキタイガのイベント「WE ARE ROMAN'S vol.1」で歌った。

タイガは去年の12月にやっていたバンドが解散した。
(そのことについては以前のブログで→http://d.hatena.ne.jp/kouheikaneda/touch/20121211/1355236977)
あいつはつぎの春に札幌からひとりで上京して、あの日から10ヶ月かけて遂に新しいバンド「フロムTokyo」を組んで、今日はやつらの初企画だったのです。


相変わらず同じようなことで笑ったり、泣いたり。
歌うことも、見てる風景も、顔まで似てやがる。

そしてなりよりも、ステージに立つことの最低限のマナーである「馴れ合わず、戦う」を俺たち同士が持ててることが、幸せだ。

紆余曲折もほとんど知らない。
東京に出てきたからって、ほとんど会ったりしない。
それでも、今日みたいに夜を一緒に作り、分かち合ったら、またあいつと朝まで呑みながら話したような気分になるんだ。

結成おめでとう。
はやいとこまたやろうな。

K.K



【今日の新曲】

マザーズ・ミルク」

俺より何年かはやくデビューした先輩が
酒くさい言葉並べて教えてくださった
「俺もそんな時があったよ。」って
「青いまんまじゃ、この業界は辛いぞ。」って

振り返った時に眩く光ってる
中学生の自分から解放されたんすね
先輩 肩の荷がおりたんだったら
さっさと田舎に帰ってもらっていいっすか

80点のライブを当たり前に
こなすようになってしまうくらいなら
このギターともさようなら

俺より何年かはやくデビューした先輩が
デカイツラ下げて言ってくださった
「明日のためにその1」
ちょっと待ってくれ
明日なんて俺にとっては二の次なんすよ

振り返った時に眩く光ってる
中学生の自分から解放されたんすね
先輩 肩の荷がおりたんだったら
さっさと田舎に帰ってもらっていいっすか

80点のライブを当たり前に
こなすようになってしまうくらいなら
このギターともさようなら