simple dreams

9/27

下北沢251でライブ。
グッバイフジヤマの「アナーキー・イン・ザ・下北沢」という企画イベントであり、251の20周年でした。

今回のメンツは前回のぼくたちのツアー「泣きながら踊れる夜はあるかい?」の神戸公演と全く同じメンツだったもので、あの夜の続きがもしあったら、といったような気持ちでした。

あの日の神戸では確か、小さな中華屋でレタスチャーハンを食べた。
昨日は、アーモンドクラッシュポッキー以外なにも食べずに演奏した。
軽い体から重い音と歌は鳴らせるもんなんだなあと思った。
昨日のように自由にはばたくように毎回歌えたら、こんな幸せなことってない。
見てくれてありがとう。

【セットリスト】
1.西武鉄道999
2.わたしは小鳥
3.アンカーソング
4.犬の人生
5.フォーエバーヤング(新曲)
6.これはもう青春じゃないか
7.砂男


その後、移動して深夜のNACK5に生出演。
ランクヘッドカラーボトルとMCの方と、計9人で汗臭い部室のような会話をした。
10/2にそんなメンツでO-EASTでライブをする。
おとこのこって、ほんと、みんなふけつ。


9/28

吉祥寺タワーレコードでインストアライブ。
水中、それは苦しいのジョニーさんと、大森靖子ちゃんとスリーマン。

タワーレコードの店内ではなく建物の2Fのイベントスペースで行われたので、街や家電量販店のざわめきが多分に聞こえてきた。
その中での演奏は、自分が社会の中で生きていることを嫌という程実感させられることでもあった。

歌を歌うことは現実逃避に使うこともできるし、世界や社会から自分を断絶することもできるのだけれど、俺のような歌はその中で歌うからこそ存在できる歌なのだ。
現実をコンタクトレンズのように網膜に貼り付けることからの始まりだったりも、する。

その中に当たり前のように存在して、当たり前のようなことを感じて、当たり前のようなことだけを歌うのは、それが当たり前に美しいからだ。

終演後、靖子ちゃんとユーキくんとまめ蔵に行った。
ここは吉祥寺で一番好きなカレー屋。
ふたりは豆まめカレー、俺はチキンカレー。
今日も当たり前みたいにおいしかった。
ずっといつもそこにいてくれて、「おいしい」をくれるまめ蔵が好きだ。
俺のこと裏切ったことなんて一度もない。
だから、今夜もおいしかったなーなんて、当たり前のようなことを歌うのです。


9/29

宇都宮HELLO DOLLYにて秀吉レコ発に出演。
去年の4月?にここでやる予定だったmonobrightとのツーマンライブは春の嵐がやってきて中止となった。
あの日からずっとモヤモヤが続いていたけれど一年以上の時間を経て、やっとモヤモヤが晴れました。

この日はHELLO DOLLY14周年アニバーサリーの最終日。
14年前というとぼくが音楽を始めた1999年!
俺がベースラインのみではじめて歌を作ったあの日、遠く離れた宇都宮では新しいライブハウスがつくられたわけなのです。
見知らぬ場所で同じ時期に産まれた双子のような気分。

ツネの誕生日をスタッフさん、タイバンみんなで祝ってくれました。
しあわせもんだね。ほんと。
28歳の一年も持ち前のブライトネスでがんばってくれ。

宇都宮は餃子も焼きそばもカレーもうまかった。
食べ物がうまいってのは素晴らしい。

そして密かに金田康平Facebookページ(あったんです。)で新コーナー「今日のカレーライス」が始まりました。

このブログでは「今日の新曲」を更新しているけど、Facebookページはブログには書かないソロライブのセットリストもあげてるのでいいね!を押して拡散してね!
じぇじぇじぇ!
https://t.co/UwP0k0ZMAb


K.K


【今日の新曲】

「simple dreams」

娘とお風呂で泡だらけで遊ぶ
6歳になったら 自転車買ってやるよ
中学にあがったらひとり部屋になって
真夜中、彼氏と内緒で長電話

「パパの歌、わたし、好きよ」
俺の小さくてかわいい夢

キッズは初めてのギターを買うついでに
どのバンドの楽譜を買うか悩んでる
パンテラ、フロイド、エレカシかブッチャーズ
どれもかっこいいけど、やっぱ難しそう

「このバンドなら、俺らでもやれそうじゃん?」
俺の小さくてかわいい夢

魂がうろつき 最果てに向かってく
コーヒーとソファー 沈んだこの体
何曲の歌と共に歳をとって
何曲の歌を連れて死んでいけるのか

楽しいことだけ集めて暮らしても
楽しくなれない 面倒くさいやつ
そんな中いつも笑っていきたいな
当たり前のことに泣いたりしてたいな

この喉がいつか使えなくなるとき
歌いたいことがなくなってしまうとき
どうか最後まで耳をかたむけて
俺の小さくてかわいい夢