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新潟で演奏。
台風を越えて、帰って来た。
GOLDEN PIGS BLACK STAGEは俺たちのホームだってことを、改めて再確認するような夜でした。

素晴らしい夜は人数が創るんじゃなくて、人情が創るのだ。
今日も美しい空気の流れがステージから見えました。
アガってくれた分、アガったよ。
本当にありがとう。

全9曲、一瞬もゆるみのない演奏を5人で出来たのは死ぬほど嬉しいこと。
共演の荒川ケンタウロスからも死ぬほど力をもらいました。
またやろうね!!

新潟来たら絶対食う、おふくろのカレーラーメン
夜には名物へぎそば。
舌も満足。

東京に着いたのは朝方で、電車がでるまであと1時間くらいだったけど歩いて帰ることにした。
タクシー片道分くらいの金は財布の中にはあるけれど、今日は歩きたい気分だった。
昔そんなことを歌ったことがあるのを覚えてる?

だいたい自分のことくらいは自分でわかっているつもりでいる。
イマイチな心をポケットに詰め込むしかない日だってある。
そこから自分を引っ張り上げるやり方も知ってる。
浮き沈みなんてのは天気と変わらないし、きっと明日はちょっと色を変えただけのまた違う今日になるだろう。

イヤホンを耳にぶっこんで昔つくった歌を聴いている。
思った以上に自分がつまらないやつになったことに気づく。
曲の良し悪しとそれは正比例しないが、僕は本当につまらないやつになったもんだ。

雨にも風にも夏の暑さにも負けないのに、エゴサーチ結果に負ケテ。
レッテルや噂や作り話にも負ケテ。
果てには気づけば同期にも負ケテシマッタ。

誰かは「辞めろ」と言う。
いや、「もう辞めろ」と思ってる。
口に出さないだけで「もういい加減あきらめろ」と。

お前に言われなくてもそんなことくらいわかってる。
もう潮時だってことも。
もう一度、ピークを終えたことも。
俺が一番わかってる。

でも、それがなんだ。
俺は一度もファイティングポーズを下げたことはない。

名前も知らない花が咲いている。
名前も知らない大通りの脇に。
名前を忘れた元恋人と歩いた。
名前負けしたバス停の脇に。

コンビニを見つけるたびにトイレを借りて、声を出さずにそのたび泣いた。
気づけばそんな泣き方を覚えた。

ひとりぼっちだということに泣いてるわけではなく。
ひとりぼっちになれないことに泣いているのだ。
わたしたちはみんな内田春菊の子供だとしたら、まだここでわたしたちはひどく繁殖している。

空が白み出したから、きみは今ごろ一度か二度寝返りを打っているところだろう。
いくら眩しくても、カーテンは洗濯物が邪魔をして閉めれないでいるだろう。

会わなくなってからきみは何才、歳をとった?
ぼくはここ12日くらいで4才は歳をとった。

誰と過ごしてる?
酒はうまく飲めてる?
金を使わないで飲めてる?
ひらめき きらめき は まだ俺たちの宝物だよ。


今日は家族で祖父の一周忌。

K.K