Twitterを辞めた理由

Twitter辞めました。
最後のツイートを見て、すぐブログに辿り着いてくれたあなたに書いています。

THEラブ人間は新しい景色を眺めるために、新しい曲をたくさんたくさん制作しています。
どの曲も今までの自分が知らない自分に出逢えています。
そして、その端々にはやっぱりいつかの自分が見え隠れしていて、その青臭さに苦く笑ってしまったりもするのです。

思えばこのバンドを結成した4年半前、ぼくはまだ22歳でした。
そして、22歳という年齢はいつでも大人になる寸前の子供達です。

それから4年半が経ち、27歳になった今でもずっと、若い。青臭い。情けない。ダサい。と言われ続けてきました。
そりゃそうです。
断言するけど、ぼくは今まで一度だって流行に乗らず、流れに身をゆだねず、自分と信頼するメンバーの瞬発力だけでここまでやってきたのですから。

何度目かの全国ツアーを終えた今、バンドは最も輝いている状態にあります。
THEラブ人間の黄金時代はいつだって現在だと、今なら胸を張って言えます。
それはライブハウスの大きさや、CDの売り上げや、YouTubeの再生回数からは遠く離れた場所です。
そこでしか、物事を計れなくなったときに、音楽家やミュージックラバーは死ぬのです。
ただこの5人で歌いたい音楽を、死ぬ気で探すことが今、できています。

新しい景色を見るためには、苦しみや辛さが必要です。
そしてその何倍も喜びと、自分への怒りが必要です。
でも「無意味な怒り」はもうぼくにはいらないんです。
それは酷い雑音です。
頭の悪い、感受性のかけらもない人間の言葉は、ぼくの歌を濁らせてしまいそうです。

自分は弱い人間なのだと、思いました。
誰かのことをなんの裏付けもなく罵り傷つけることは、人殺しとなんら変わらないことです。
Twitterのリプライ欄に毎晩毎晩20,30と書き込まれる言葉ごときに何度も殺されかけました。
こんな仕事してるんだからしょうがないよ。ってきみは言うかもしれないけど、音楽に対してのことならいくらだって俺は受け止めるよ。
そこから反省することだってあるさ。
でも、音楽家は音楽家としてずっと生きなきゃならないの?
俺はただの金田康平として生きることを、誰かに咎められたり罵声を浴びながら生きなきゃならんのか?

最後の怒りを。
人殺しども、見てるか?
お前はどこまでも人殺しだよ。
言葉ひとつが、誰かの一生分を預かってることを忘れるなよ。
お前はずっとそこでそうしてろ。
そこで、その腐った心を抱っこして、ぬかるみの中で溺れてろ。
はっきり言って、お前に聴かせたい歌なんてひとつもない。

俺が俺らしく歌うということを、俺は他の誰かに算段づけられたり否定されたくない。
お前らが泣いてすがっても、お前に歌ってなんかやらない。

俺は「きみが好きだよ。」ってことだけを、歌う。
THEラブ人間を愛してくれて、気にしてくれているみなさん、またライブハウスで逢おうね。

このブログはずっと続けていけたら、いいな。

K.K