春の雨と、その薄暮の中で

アルバムをつくる、つくらないに限らず歌が出来る。
コンセプトとかテーマとか考える間もなく、曲ってのは出来る。
でもそれは急に降ってきたり、ふとした時に降りてきたりはしてくれない。
胃の底からぐつぐつと「予感」が湧き上がる。
その「予感」を捕まえる作業が作曲であり作詞なのか。

静かな場所を用意することが必要だ。
耳を澄ませ、そばだてればそれは語りかけてくれる。
なんとなく、また見つけた気がする。
春の雨と、その薄暮の中で。


K.K