kingyo

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渋谷egg manで弾き語り。

【セットリスト】
1.こいのおわり
2.カレーライス
3.恋人たち
4.月曜日のナナ
5.記憶の街
6.幸せ
7.ノイズライフ
8.白い部屋
9.星影のワルツ

ラスト二曲で頭の中が渦巻いて、10分近く過ぎた時間が2,3秒に感じました。
この感覚って爆音でバンドで鳴らしてる瞬間にたまにぼくには訪れるものなのですが、ひとりで歌っている時に感じたのは初めてでした。

音も無くすぅっと白い膜が脳味噌に被さって、ちくりと針を刺し、視界がぼやけて、景色が音が曖昧になって、気付いた時には体中に激痛と妙な高揚感に叩き起こされる。

去年の夏頃にファーストアルバムのツアーを終えてから、「体」で歌をうたいたいと思っていました。
「心」や「頭」を通さず、使わず、本能や瞬発力のみで体が反応するようにうたえたら、と。

この日感じたその感覚は、とても「それ」に近いもののように感じます。



深夜はリンキースタジオで行われていた「みんなの戦艦」へ。
(写真はベルノバYDO/シャネルの帽子がクールだったスタッフの女の子と)

この日の戦艦はリンキースタジオとERA BARをライブステージにしたビル貸切型のサーキットイベント。
この日はキッズの如くライブを堪能しました。

個人的なベストアクトはsalsa。
初見で素晴らしかったのはTESUSABIとロア。

salsaは贔屓目に見ずとも、あの環境の中で一番格好いい筋の通ったライブをしていた。
ぼくは血と汗と涙が好きだから、salsaが好きだ。

TESUSABIは以前epへのコメントも書かせてもらったこともあるけれど、ライブは初めて。
曲が良いってことは、どこまで行っても正義だと思う。
ベースのわだまりこさん、物凄いベーシストだった。
心から音を楽しんで演奏することも、また正義だ。

ロアは本当に素晴らしいドラマーが、本当に素晴らしいメンバーと演奏していて、ぼくはなんだか共演したくてしょうがない気持ちになりました。

数年ぶりに見た東京スーパースターズとhenrytennisも素晴らしかった。

特に東京スーパースターズはぼくがお客さん一桁しか入らないようなイベントで演奏していた時期によく見に行っていた、ある種憧れにとても近いバンド。
昔、企画誘って断られたなあ。そりゃそうだ。
ノスタルジーがクソ邪魔で仕方なかったけど、やっぱり名曲は色褪せないものです。

この「みんなの戦艦」というイベントは去年は風林会館で行われて、その時も行ったし思ったんだけど物凄く独自的なイベントだと思った。
音楽がただ圧倒的な存在感として鎮座していて、ただそれだけであるような。
そんな音楽がぼくは好きだし、こういうイベントでこそ歌いたいし、観に行きたいなあ、なんて思う。

2月は六本木でやるみたいなので、みんな行けばいい。
多分、俺もいく。

寒い。寝る。


K.K



【今日の新曲】


「サーカス」

東京なんかではさようならは当たり前
信号待ち ピンヒール デスクトップ 電話一本で
東京なんかではさようならは当たり前
秒針と働き者 G線上の告別と

ぼくらはサーカスのピエロ
なにがあってもなんともないような顔

東京なんかではさようならは当たり前
火をつけてロープ 隠れてスクープ その先は群れ
東京なんかではさようならは当たり前
絡まって 止まって 休んで 震えている

ぼくらはサーカスのピエロ
なにがあってもなんともないような顔
ぼくらはサーカスのピエロ
なにがあってもなんともないような顔