白菜鍋を食べる約束をした

先日、「アンカーソング」の予告編PVがYouTubeにUPされた。

http://youtu.be/GsbaGylhrws

番場秀一という男にPVの監督をやっていただいた。
この男一目あった瞬間からなんだか得体のしれないものを感じ、一瞬でその間合いを詰めてくる男だった。

だからといってファニーな男ではない。
ヘロヘロと酔っ払ってはいたが、その目は俺たちを品定めをしているように感じて緊張した。
食われたくねえ、と思った。

その緊張感が功を奏したのか、PVは物凄いものができた。
はやく、みんなにも見せたい。


写真は番場さんとぼく。と、今回のPVの鍵になる椅子。


ここ最近、取材日があり、アンカーソングについて様々なメディアで沢山話をした。

毎度毎度、思うことだが口に出すことでその曲への気持ちや、その曲自体の気持ちを再確認したり、再発見することになる。
そして、その気持ちは口に出すことで何倍にも強くなり、固まったりする。

PVもだが、それ以上に何倍もこの音楽を皆さんに早く聴いてもらいたい。
最前線はいつだって突拍子もなく始まるんだよ。



そして、たまの休日を最大限に活かし母と祖母と兄とドライブ。
原宿で行われているラモーンズ展に行ってきた。

写真はGABBA GABBA HEYの看板を持つ、我が家族との一枚。
おばあちゃん、シュールだな。


帰り際、首都高からの六本木ヒルズ

この日、スカイツリーにも登る予定だったんだけど天気も悪いので中止。
六本木ヒルズスカイツリーと東京のシンボルがどんどん増えていくね。

東京がやっぱり好きだ。
人がごちゃごちゃと生きている匂いがする。
猥雑で気だるい。


ここ何日かは緊張しっぱなしの毎日でした。
それが昨日ほどけた。
ほっとする人と日があることが、こんなにもぼくの背中を押すとは。

昨夜、地下のスタジオで歌った歌は、ぼくがこの半年間で理想としていた歌でした。
それは祈りに近い、歌です。

誰かのそばにぴたりと寄り添う歌に必要なのは、静かな場所で、ひとりになることなんだ。


K.K



【今日の新曲】

「god knows」

遠巻きに見てて頼りない姿を
一番近くなのに一番遠い君が

波が引いたら大粒の貝殻
とっくに知ってたこと
もう一度話してよ

大通り曲がったら
自転車屋を過ぎたら
東京タワーが見える
四階からの風景

仕事の話と
食い物の話と
昔の話と
これからの話と

竜巻が過ぎたら朽ち果てた看板
名前をなぞってた刺繍入りのハンドバッグ

遠巻きに見てて頼りない姿を
一番近くなのに一番遠い君が