APACHE

最近の諸々をメモとして。


ゲスバンド/うみのて で活動しているギタリストたかのくんのブログが面白い。
ギタープレイと同じくらい面白い。

人の内面の中域を書ける人ってのがいて、往々にして斜に構えてるとよく言われるタイプの人がそれだ。
たかのくんと話したり、ライブを見たり、ブログを読んでいたりするとそんな風に思う。

そんな人が奥底を見せる瞬間ってのがあって、ぼくはそれを照れ隠しとして本人の前で「あのブログは感傷的すぎるなあ。」と言ったことがある。
ぼくのような感傷的野郎が言える言葉ではないが、そんな瞬間が見えるとなんだかたまらなく愛おしくなるものだ。

サマーソニックでのうみのてライブでも全く同じことを感じた。




そろそろハロウィンである。
我々が通う練習スタジオも飾り付けがハロウィン使用になっている。(写真はハロウィンとは全く関係ないがスタジオスタッフのみなさん。)

そもそも日本人は大体ハロウィンには疎いというか、興味もそんなないんだろうが、2年前のTHREEでのハロウィンイベントで東方力丸スパイダーマンのコスプレをした時に好きな人とはじめてツーショットを撮ったことがある。
あの時はまだ未成熟だった青臭い気持ちは、今はもうないがハロウィンが来るたびに思い出すのだろう。



朝の珈琲は大体の日課だが、誰かに淹れてもらうとよりいっそう何倍も美味しい。
まだ残る眠気と、カーテンの向こうのまどろみに紛れて、ただただ心は透明になっていく。



母と兄と祖母とドライブ。
小平で回転寿司を食って、その後下北沢へ。
一人暮らしになった祖母が寂しがっていないか心配していたが、全然余裕の顔をしていた。
人生の大先輩は悲しみを喜びで包むことができる。
悲しみと喜びを別の場所に置いている限り、心は窮屈になってしまうのだろう。
いつか、そんか場所まで自分もいけるように、ひとつの感情から逃げてはいけないのだ。

毎日が愛おしい瞬間の連なりです。


K.K


【今日の新曲】

「休日」

休日 すこしはやく起きて
祖父の形見の腕時計をしっかりつけて
車でいくつかの街とすれ違って
でもいつかそれもどこかでふと思い出すんだろうな

休日 いつもより高い昼飯食って
ゆっくり時間が育っていくのを見てる
ところであいつとあいつを覚えてる?
あいつがあそこでああなってあんな感じなんだって

誰かと会ったり 誰とも会わなかったり
休日はいつもひとり用のソファーです
借り物の体にたくさん皺を増やしてきた
今も秒針は進む

休日 うんと眠りこけてる
昼過ぎまで眠りこけたりしてる
気の利いたフレーズが夢の中で鳴った
忘れないうちに書きとめなくちゃ

あなたからのメール あなたからの言葉
愛の気持ちに勝るものなんてないのね
書き留める前に忘れた あのフレーズ
なんてもういらない

あなたと会ったり あなたと会えなかったり
休日は今はもうふたり用のソファーです
誰かと会ったり 二度と会えなかったり
今も秒針は進む