2013はあるのかな。

12/15
下北沢にていろんな話をした。
夢物語なんかじゃなく、じぶんたちのことをたっぷりと。


12/16
家で髪を切った。
寒い。
気持ちがすっきり。(したように思えた。)

これが

こんな感じ


12/17
朝、東京を出て大阪へ。
この日はTHEラブ人間2マンシリーズ【GOODBYE CITY】の最終日。
十三ファンダンゴにて、曽我部恵一BANDとの対決。

この日から何週間か経ち、振り返って気づくことがたくさんある。
振り返ってから、過ぎ去ってから気づくことのほうが多いね。
いつだって。

とにかく見にきてくださった皆さんに感謝。
曽我部恵一BANDにも感謝。
はじめてのソールドアウト体験はまさかの大阪でした。
もう、他人なんかじゃねえな。

いつも力になってくれる、大阪のラブクルーの皆さんにも感謝しきれない。
良いお年を。

東京へ夜走りでかえる。


12/18
2つライブをみる。

ひとつは清浦夏実のライブ。
彼女は以前、大人と子供リリース時にbay fmに出演した際、パーソナリティーを務めてくれた歌手。

手練れのバックバンドを背に自由自在にうたを歌う姿は、まるで玄人のようで。
でも全体から溢れてくる「ライブをやりたかったんだーわたしは!」って感覚は、ぼくに13歳の頃はじめて、ステージに立った日のことを思い出させた。

夏真っ盛りの駒込のライブハウス。
曲が足りなくて、用意してた曲をふた回しやった。
差し入れのコーラと、冷やかしたようなみんなの視線。
ステージとフロアの温度差も知らずはしゃぐぼくら若者たち。

そのまま、新宿motionへ。
僕のレテパシーズのワンマンライブ。
これは言葉にできないな。

この世の音楽はレテパシーズ以外ぜんぶいらないような、そんな気持ちになった。


12/19
高円寺にてお茶したり
MOROHAのアフロと焼肉食ったり。


12/20
スタジオ練習。
えみとタニとケンジと三軒茶屋でラーメン食う。
おいしくなかった。

夜は三鷹おんがくのじかんにて、わくわくガールズのワンマンライブ。
彼女らの音楽の先には、いつも各々の生活が見え隠れしている。
起きること、顔を洗うこと、トイレにいくこと、お化粧したり、しなかったりすること、でかけること、人と話すこと、話さないこと、本を読む、映画をみる、ご飯を食べる、酒を飲む、眠る。

そんな音楽を嫌いな人がいるわけない。
圧巻!!!


12/21
虚無


12/22
Beat Happening in GARDENに行く。
この日の壊れかけのテープレコーダーズは内側へ内側へとうたが突き抜けていった。
小森くん気持ち良さそうだったなあ。

大森靖子と乃田吊さんとわいわい。
たのしかった。
そのまま高速バスに乗る。


12/23
朝五時、名古屋着。
朝方のデニーズはホストがたくさん。
待ち合わせをした相手とたくさん話をして、昼頃には東京へバスに乗る。
突き抜けた冬の風はいろいろな気持ちを殺そうとしてる。

急遽、ならば帰れ会の忘年会に行く。

お酒抜きでその場にいれる間柄。
すごくまろやかな気持ちになる。

そのまま実家に帰る。


12/24
横浜へ。
父と母に逢う。
夜は西荻窪で飯を食う。


12/25
THIS IS PANIC的日本シリーズ@club asiaTHEラブ人間出演。

プリクラ撮った

ケンジサンタ

この日、打ち上げで飲み過ぎる。


12/26
実家へ帰る。


12/27
ファミリアで個人練。
新曲をだだだーっと書き下ろし、録音。

渋谷店に顔を出すがだれもいなかった。

クアトロに行き、おとぎ話ワンマン。
どれだけたくさんの人たちの中からも「ある一人」を見つけ出すことのできる音楽。
それは、だれよりも、やさしい音楽。
それは、おとぎ話スタッフ、レーベルクルーにも感じる。
つよいチームだ。
ここには愛がある。


12/28
渋谷でミーティング。
その後、夜はこれから村上とセッション。
この日オープンしたスタジオファミリア渋谷店は、できたばかりの丸裸のお店。
B stの響き最高だよ。

でも、夜、久しぶりに悲しくて泣いた。


12/29
母方のじいちゃんばあちゃんに会いに行く。

同じ顔!!


来年の頭には引越しすることを決める。


12/30
渋谷クアトロにてTHEラブ人間演奏。
正に音楽。といった25分間だった。
いいお客さんが、たくさん。
大阪でのPAごいちさんといい仕事ができた。
こないだの十三のあと反省会やってよかった。

その後、THEラブ人間忘年会。
メンバー、事務所スタッフ、バンドスタッフみんなで焼肉。

2011年はタフな一年だった。
来年はそれに耐えうる心と体が必要になって行く。
そんな簡単には手に入らないから、やっぱり二人三脚でやっていかなきゃね。

いいリスタートのきっかけになる、夜でした。


12/31大晦日

THEラブ人間三本演奏。

まず、一本目は幕張メッセにてCOUNT DOWN JAPANに出演。

(公式のクイックレポートはこちら→http://ro69.jp/quick/cdj1112/detail/62358)

広々としたMOON STAGE。
6000人収容となっているが、リハーサルの時からなんだか狭く感じていた。
で、なんでだろか。
絶対にいいライブになることはわかっていた。

変な確信は、昨夜のピートロとカルビを焼いている時からあった。
カラオケでわいわいタンバリン叩いている時からイメージしていた。
というか小学校四年の時に音楽をはじめた時からMOON STAGEの何倍も何倍も広いステージを想像してきたんだ。
何度となく頭の中でイメージしたオーディエンスと、中音と、歓声と拍手と戦ってきたんだ。

それでも、SEが流れて目の前に現れた人でびっちびちのMOON STAGEは手強かった。
一瞬でも気を緩めたら弾き飛ばされそうで、気が気じゃなかった。
瞬間は風船のようにパチンと弾けてしまう。
そこにあった美しさは一瞬で消えてしまう。

そんな中で、我々はやっぱりその美しさを、欲望の権化を、根底を見逃さずに探し、歌うしかなかった。
丁寧にひとつずつ抽出するしかなかった。

そして、その結果、見てくれた方ならご存知の通り我々はあの場所にすべてを置いて帰れたわけです。

あの場所で見てくれて、あの場所を選んでくれて、ありがとう。

ラブクルーのみんな、と!


来てくれた兄貴とだいすきなドラマーごっくん、はるちゃんと少し話してから、つぎのステージ下北沢へ。

年の変わる瞬間をCAVE BEで。
そして、深夜三時のイベントの最後をBASEMENT BARで。

感じたことは前述したCOUNT DOWN JAPANと、なんら変わりなかった。
強いていえば、前回のステージよりもなお強く、弱く、儚く、留めるライブをしなければ、ということ。

そして、それは叶った、叶えた。
朝方のフロアにぎっちりつまった人々の視線は、6000人のMOON STAGEと何も変わらなかった。


その後、初詣へ。
願い事して、おみくじは中吉。

実家に帰って、即眠る。


1/1
新年会。
我が家は本家なので、親戚中が金田家に集まる。
わいのわいのと盛り上がり、騒がしい夜は終わる。

またひとり、ひとり。
別々の約束と、待ち合わせ場所で。


1/2
横浜へ、兄と。
父に会う。
くだらない話たくさんした。
たのしかった。


1/3

母方のじいちゃんばあちゃん家に母と兄と行く。
兄の運転で多摩湖へ。
父の車に久しぶりに乗ったのだが、こんな小さかったっけ。
まるで何年も前に失くしてしまった指輪を見つけたかのような、そんな気分だった。

カーステレオをつけ、簡単に(まるで生活の一部のように)車を駐車場から出し、道路に出て、道を曲がる兄もまた遠く別の星の人間のようだった。

時は過ぎるし、景色は変わる。


夜はすき焼きと寿司。
たらふく食い過ぎた。


1/4
新年初のスタジオ。
新曲デモ量産。


1/5
芦田まな最高なう。


1/6
下北沢へ。
BASEMENT BARにてたくさんの親友たちのライブ。

いま、帰り道。
俺も出たかった。


最近、いつまで続くのか、なんて、考える。
この毎日は。
この生活は。
一体、いつまで続くんだろう。

毎日、少しずつペンキが剥がれていることは知っている。
少しずつ、少しずつ変わっていく。
それは、終わっていくってことだ。

下北沢の街を歩けば、誰かと会う。
誰かと話す。
誰かが声をかけてきたり、見て見ぬ振りをしたり、振り返るだけだったり。

BASEMENT BARに行けば、誰かがいる。
ここで言う親友たちだ。

でも、いつまでいるんだろう。
あいつらも、俺も。
いつまでいていいんだろう。

毎日は、ゆっくり終わっていく。
死ぬことに、似ている。
死に至っていくことに、似ている。

だから、会えるうちに、あなたに会いに行く。


K.K