あかり
写真はドラムス服部ケンジと行った、三軒茶屋のラーメン屋さん。
うまかった。
さて、今夜も振り返る。
12/12
作業。
深夜に食ったキムチチゲ鍋うまかった。
ひとりだったけど。
12/13
リハスタ。
現在、我々は新曲を構築している。
前回のツアー中に一行ずつゆっくりと書いていったうた。
ホテルやライブハウスの楽屋や移動中の車内、飛行機の中、トイレ。
様々な「東京ではない場所」で歌詞を書いていった。
何度となく書き、消し、書き直す。
こんなことはじめてやった。
そんで頭すっからかんになるまで考え抜いて、東京に帰ってきた。
東京の街をゆっくり歩いて、ふと出てきた言葉を軸に一気に白紙にして、書き切った。
そしたらそれまで書き直してきた歌詞とまったく違うものができた。
テーマは一切ブレずに。
はやくライブでやりたい。
名古屋、東京ツーマンに間に合わなかったのが心残りなんだけど、ね。
そんで阿佐ヶ谷LOFT Aにて撃鉄主催忘年カラオケ大会に出演。
お客さんの前で人様のうたを歌うなんて、想像もつかなかった。
これからも自分の演奏ではやることないと思うから、個人的に自分にレアな気持ちになりました。
盛り上げようとするカトゥーン天野!!
さすがのテクマ!さん。
仲良し三人!
住所不定無職ユリナ、SEBASTIAN X飯田、そんでぼく。
この日、とても辛いことがあった。
人間不信になりかけそうなくらいのこと。
冗談じゃないよ。って思った。
だから、行くのすごく怖かったんだけど、みんなと会ったら大丈夫だったよ。
ここで話す、みんなってのはやっぱり相も変わらずオーディエンスでもあるあなたのことだ。
LOFTにいた人はもちろん、ライブに来てくれるあなたも、CDを聴いてくれるあなたも。
全員含まれているよ。
これから出逢うであろう、あなたのこともだ。
ぼくには数えられないくらい、名前も顔すらも忘れてしまうくらい、取り囲んでくれる人々がついてる。
その人々の営みが肌で感じれなくとも、どこかで繋がっていることを知ってるよ。
12/14
作業。
言霊を込める。
またひとつの命を灯す。
その後、ツネとぶーふーう。
珈琲飲み過ぎておなかたぷたぷ。
そんで、GARDENでテングインベーダーズのツアーファイナル!!
ZPOP FINAL!!!
新しくなったGARDENは出音バチバチで、テングにはぴったりだなあ、と思った。
むっちゃんの声が開始二、三分で完全にフル回転しだして、フロアの熱がどんどん上がってくるのを本気で肌で感じた。
気付いたらツードリンク飲み干して、最前列くぼやくん前まで!!
たのしい!!!
こんなすげーバンドが俺たちの企画にでてくれたんだなあって。
みんなに言いふらしたいなあって思った。
このめちゃくちゃかっけーバンド、おれの友達なんだよ。って。
むっちゃんが「2005年から毎年、俺ん中ではテングインベーダーズ・イヤーなんだよ!」って言ってた。
ソングライターはいつだって当たり前みたいに、音楽家としての自分のことばっかりだ。
自分の人生、掛け値なし。
音楽の鎖に縛られた犬なんだ。
きっと、あのメンバーじゃなかったらいまのいま、GARDENのステージに立ててないんだろうな。
PAイイノくんのことを誇り高くメンバーとして紹介した瞬間、胸いっぱいのよろこびがキラりと光った。
前回書いた、SUNNもエジプト文明ズもだけど、テングインベーダーズもやっぱりそう。
俺たちなんかとくぐり抜けてきたものが違う。
乗り越えてきたものが違う。
そんな中、この日STAnからkygが脱退(んで、次の日にはバンド自体解散)というニュース。
すべての先人たちが見てきたもの、直面してきた絶望と現実。
それを俺たちはこれから先、目を逸らさず受け止め、記憶のどこかに留めなければならないんだ。
立ち向かって、話し合って、いい方向へ船を漕ぎ続けなければ。
そして俺たちは知っている。
そんなすべてがぶっ飛ぶ、何物にも勝るオーディエンスの表情を。
オーディエンス、お客さん。
あなたはいつまでもTHEラブ人間の誇りです。