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▼10/31
いつもと違う仕事の依頼が二週間ほど前に来た。
映画の脚本家との対談というか、インタビュー。
まだ映画のタイトルは言えないんだけれど、アメリカ映画で近々日本でも公開される。
その映画の脚本家の方が来日するということで、ありがたいことにぼくが取材させて頂くことになった。

んでまあ、やった結果わかったこと。
今まで取材「される側」だったもので、「する側」ってのはむずかしいんだなあ。なんて漠然と。
特に根掘り葉掘り聞くわけじゃなく、「作品」に対しての取材は難しい。
あと、英語覚えたいなあ。なんてのも思ったんだけど、これは訂正。
気持ちが大切ね。やっぱりひとと話すのって。

いつかお披露目ですのでその時はアナウンスします。


▼11/1
取材やらラジオやらテレビやらの収録で一日。

ケンジのユーストおもろかった。


▼11/2
この日も取材やら収録。

Lamamaで見た雨先案内人のライブが、もう愛おしくてたまらなかった。


▼11/3
THEラブ人間と金田康平ソロ二本立て。
Shimokita round up4に出演して参りました。
10/28にはいっしょにプレパーティーも行ったround upですが、今年も去年に引き続きグッドイベントでした。

着いてからすぐSHELTERへ。
みんなでビラ配り!!


どのバンドも必死に何時から演奏ですよーって言ったり、配ったりしてる姿が印象的だった。
ああ、今年もこの季節だって。バンドマンの感じることのできる風物詩かもしれぬね。

んで、ぼくは夕方の時間帯に風知空知にてソロでの演奏。

この店はぼくが下北沢に住み始めた頃、よく来ていた店。
なんていっても一人なのにカウンター座らずに、テーブルでぼーっと本読みながらひとりでいたものです。
昔、ここにメグさんという店員さんがいて、ぼくの友達だった。
それがきっかけでこの店に来だしたら、今回も呼んでくれたSさんという方とある種の再会を果たしていまもここにいる。

あの時は、口約束だったのかもしれない「歌って。」ということば。
やっと果たせた気がするのです。
「歌って。」って言われたから出来る限り「歌い」ましたよ。

唐揚げ定食たべたかったなあ。
この店のコーヒーはおいしいよ。

【2011/11/3風知空知セットリスト】
1記憶の街
2MY LOST ViRGIN
3おっさんみたいな女の子
4young apple
5どこかの駅で乗り換えて
6東京
7バンドをやめた友達

弾き語り演奏前。
今回のヘッドライナー3人。

夕暮れて、車の中で弦を張り替える。
THEラブ人間はGARDENのヘッドライナー。

今回のこのタイムテーブルには色々と感じることがある。
その中で一番強く思ったことは「誇らしい」ということだ。
これに限る。
来てくれたみんな、本当にありがとう。
世代交代の予感がしたよ。

【2011/11/3GARDENセットリスト】
1これはもう青春じゃないか
2わたしは小鳥
3悪党になれたなら
4レイプ・ミー
5大人と子供(初夏のテーマ)
6砂男

打ち上げでまさかのsalsaスズケンが放った「下北沢を変えようぜ」が強く刺さる。


▼11/4
この日は江古田の日本大学藝術学部での演奏。
プチロックフェスという学生たちの手作り感満載のイベント。
出演バンドを見るからに、主催のコはとっても良い趣味をしてると思います。

我々は一番手に演奏。
短い時間だった。
演奏中に去年このイベントを横目に、ほかのイベントで歌っていたことを思い出す。
あの時、足を骨折して松葉杖生活を送るようになったのだ。
2010年11月のこと。
去年はもっと寒かった。

【2011/11/4日大芸術学部セットリスト】
1抱きしめて
2これはもう青春じゃないか
3悪党になれたなら
4レイプ・ミー
5大人と子供
6砂男

終わったあとは、去年に引き続きネコネコカフェならぬ、うさうさカフェへ。
もはやどこまでが冗談なのか、それとも至極まともなのか。
こうゆう、メイドカフェ的なところは精神の境目が希薄になるな。
太平洋大内の入りが遅かったため、一番これを楽しみにしてた彼が行けなかったのが残念。
「来年も日芸出るしかないね。」と真顔で言っていた。
日芸さん、呼んで下さい。

んで太平洋の凱旋ライブを見る。


▼11/5
炸裂する思春期ツアー 学園祭編も大詰め。最終日。
この日は武蔵大学と、明治大学
両方ともしっかりとした、学校だった。
そりゃそうだ。何年も昔からあるんだもんな。

まずは武蔵大での演奏。
この学校には密やかな思い出があるのだが、その空気を胸一杯に吸い込んで(吸い込まざるを得ないのが正解)歌った。
マルチスタジオという場所での演奏だったのだが、アンダーグラウンドな場末のクラブのようで、居心地がよかった。

オーディエンスがとにかく素晴らしかったと思う。
みんなとってもいじらしかったよ。
そんなもん前にしたら、ここに置いていかなきゃならないことが多すぎるんだ。

【2011/11/5武蔵大学セットリスト】
1おとなになんかならなくていいのに
2悪党になれたなら
3これはもう青春じゃないか
4砂男
5レイプ・ミー

その後のフジロッ久(仮)を最後まで見て、明治大学に移動。
ヤベえライブしてたな。27日が楽しみだ。

明治大学はとってもチャラかった。
あれ?こんな大学生ってチャラいんだ。
正直、見ててとても嬉しかった。
お前ほんと、チ○コついてんのかよ!!みたいな男子が多い中で、
性欲丸だしの若き男たちがいるってのは嬉しいのう。

そして、今回の学園祭ツアーラスト。
持ち時間は15分。
全三曲駆け抜けるのみのライブ。

【2011/11/5明治大学セットリスト】
1悪党になれたなら
2これはもう青春じゃないか
3砂男

呼んでくれたバニラズに感謝。
きっとやることを知らずに、見れなかった人も多いと思うんだ。
ごめんね。


また学園祭回りたいな。
来年だね。
若者たちの汗と涙、美しき精液と涎に。

その後、武蔵大学で見たオワリカラ
やはり強烈だった。

武蔵大にはヤギがいた。
めえーーーー


▼11/6
打ち合わせ。
「下北沢にて`11」の公募スタッフの方々とはじめてお会いした。
みんないい目をしていたので、信頼出来そうだ。
さすがケンジとツネの人選。
あの人たち、そうゆーのに長けてる。


▼11/7
写真家 大橋仁さんと逢う。
ぼくの憧れの人なのだが、なんでだろうかこの気楽さは。
大御所感も、売れっ子感もみじんと感じないのは。
それは、きっと危うさの方が強いからなんだろうな。

撮って来た年数、シャッターを押した数が「安定」にならないのは
彼が「いつもぎりぎりの場所」に自ら立っているからなんだと思う。

そこでやり続けてきた人にしかなし得ない「説得力」。
あとは人間性だ。

ぼくは彼のそんなところにどうも「ほっと」してしまう。

夜はスタジオで鬼の如しデモ録音。
家に帰って朝まで打ち合わせ。

もっとギリギリの場所まで行きたい。
境地はきっといつまでも見えない。
見えないままでいたい。
満足したくない。

K.K