今でもまだ祝福はできない

久しぶりに自炊して、昼飯を食った。
一人暮らしをはじめてからの数年、ずうっと自炊だけはし続けてきたのだけど、なぜかここ最近の三ヶ月間くらいまったくやらなかった。

特に面倒なわけでもないし、それなりに時間だってあるんだけど、なぜかやる気になれなかった。

というかおいしいご飯が食べたかったんだろうね。
自分のつくるごはんなんて、うまいと思ったことなんて一度もないし。

まあ、そんで久々に作って食ってみてどうだったのよ?って話になると思うんだけど、そこはみなさんの想像にお任せします。
はやく、嫁もらってごはん作ってもらいたいです。

それでも、食後の一服は世界の果てまでいけそうなほどうまい!!
まあ!なんてこと!悲劇ね!!





10日の事。
新宿タワーレコード13th birthdayってことで、屋上と7Fの共同イベント。
我々は屋上にて出演しました。

いつも一緒の雨先案内人におとぎ話兄さんや、久方ぶりの笹倉さん、はじめましてのbonobos
そんでトリに曽我部さんってな屋上チーム。

以前の大阪城野音でも感じたけど、うたが空を突き破る瞬間っていうのが確かにある。
もはや、それは物理的に突き破り、引き裂いてるほどに。
壊れかけのテープレコーダーズコモリくんの言葉を借りるに、これが「歌を空に返す」ってことなのかもしれない。

それを魔法というなら、この日のおとぎ話と曽我部さんの演奏は魔法だった。
ぼくらの演奏も、やはり魔法だったように感じる。

空に返した歌が雨のように、溢れ出た月からオーディエンスの頭上に降っていた。
ぼくはその瞬間をステージの上や、後方、喫煙所から見ることができた。

これってやっぱり誕生日特有の魔法なんじゃないかな。
祝福と讃美、ひとつの年齢の喪失と回復。
そういった込み入った事情の中で炸裂する魔法なんじゃないかな。

皆さんきてくれてありがとう。

写真は雨先案内人と、タワーレコード柴田さん、オモチレコードもっちさん、後ろの方に笹口君。



【2011/10/10新宿タワーレコード屋上セットリスト】
1京王線
2これはもう青春じゃないか
3悪党になれたなら
4大人と子供(初夏のテーマ)
5砂男
6西武鉄道999

新曲【悪党になれたなら】がとても気持ち良く歌えている。
これからどんどん素敵な歌になってくるとおもいます。
楽しみにしていてね。
そんで、あなたのうたにまたなれますように。


そのまま、その日は新宿で昼まで寝て、映画を見たり、散歩をしたり、コーヒーを飲んだり。
いくつかのさびしさと、それを凌駕する気持ちを持ってスタジオにむかった。


新曲の詰め直し、テンポ決め、細かいニュアンス。
言い出せば永遠だけれど、ピタリと五人の心が通った瞬間、不安は白紙になる。

その後、恒例のユーストリーム放送。
radio DTMのふたりには感謝しています。
みなさん、放送事故ごめんね。

そんで、深夜2時ごろ家に着く。
遊び半分でユーストリームをひとりでやりはじめて、結局四曲くらい歌う。
まさか、あんな時間に人が見てくれてるなんて、思わなかった。

【歌ったうた】
どうせ、慰時代
カレーライス(新曲)
ロマンス(新曲)
stop and smell the lily.(新曲)




照らし出される毎日を夢中で走っている。

K.K