ビューティフルだよね

今年は花見をしていない!
というか何年も花見らしい花見をした記憶がないことに気づきました。

みんなで予定を合わせて、ビニールシートを敷いて、コンビニやスーパーで酒やつまみを買い集めてワイワイガヤガヤ、誰も桜なんて見ていない!といったまさに花見らしい花見。

でもまあ、ぼくはお酒も飲まないし、人混みも嫌いだし、周りはインドアの象徴である音楽家ばかりですから、それも必然なのかもしれませんが。

その代わり、毎年毎年ふとした瞬間の桜の美しさを覚えています。

福岡ライブの日に天神の街をふらふら散歩している時に、二分咲きの桜がちらりと咲いていました。
街角にふわっと蜃気楼のように現れた神社の入り口に小さく花をつけて、東京と比べてもうこっちでは春が訪れているんだなあなんて。

ある年は葉桜だったり、ある年はつぼみだったり。
いくら思い出そうとしても満開の桜との思い出はひとつも出てきません。

もしかしたらぼくは完成したものに対して興奮したり、感動したりしないのかもしれません。(ただタイミング悪いだけかもしれないけど)

桜の散り際は特に好きです。
青葉が芽吹きだして、ピンクと緑が混ぜこぜになった桜は涙が出るほど美しいです。
その日が青空だったら、言うことないよね。
まぶしい!

でも来年こそは予定を合わせて、花見って口実がないと会えないあいつらと会ってもいいのかもね。

聞こえるかい?ぼくのともだち。

K.K





今日の新曲は前回の新曲をもう一度練り直してつくりました。
おんなじタイトルですが、別の曲です。

【今日の新曲】

『ビューティフルだよね』

遠回しに言わないで
ぼくもきみもそんなバカじゃない
なんもそんな特別じゃないことばかりを覚えてる

風邪をひいた矢先に
春っぽい風がさあっと吹いた
二人だけに見えるものを探して

いつだって
可笑しくなるよな恋をして
神様無視して恋をして
図に乗って!図に乗って!
世界中を敵に回していいよね
法律無視した恋をして
ルールもモラルもないもんね
熱心に泣きあったその姿
ビューティフルだよね

きみの家まで向かう
並木道がぼくはとても好きさ
明日また会おうねなんて
バイトも休んで遠くまで行こう

地図を広げてマーク!
知らない街でもきっと平気!
子供は3、4人はつくりたいね!

いつだって
可笑しくなるよな恋をして
神様無視して恋をして
図に乗って!図に乗って!
世界中を敵に回していいよね
法律無視した恋をして
ルールもモラルもないもんね
熱心に泣きあったその姿
ビューティフルだよね

『そしたら明日また会おうね。明日も来週も来年も。ずっとずっと何十年も先にきみの名前を忘れたころ、名前をつけてね。愛とか夢とか歌とか暮らしとか。どの角度から見てもやっぱり...』

いつだって
可笑しくなるよな恋をして
神様無視して恋をして
図に乗って!図に乗って!
世界中を敵に回していいよね
法律無視した恋をして
ルールもモラルもないもんね
熱心に泣きあったその姿
ビューティフルだよね