夜明けがまた今日も来たふりをして

8/11


本日は「TOKONATSU 2013 SUMMER」@日野市民会館でした。
都心から少しだけ離れた日野駅は穏やかで、都心よりも気持ちのよい暑さだった。
ペットボトルの水はみるみるうちに無くなっていったし、蝉は雨のように鳴いていた。

昼の12時から始まり21時近くまでの長丁場のイベントの中、俺たちを観てくれたみなさんどうもありがとう。
俺たちは少しでも目に見えない壁を壊せただろうか。
ステージを降りてから数時間経って思うけれど、その目に見えない壁に囚われていたのは紛れもない俺だけだったようにも思うけれど。
それでも、俺の力の源に「俺がかっこいいと思うものを、そう思わないやつにそうと思わせたい」がある限りは、あれでいいんだ。きっと。
空回りでも、大振りでもいいじゃないか。
汗は、確かに、落ちた。

みんなに聴かせたい、見せたいと思う音楽を集めて、呼んでくれた元希くんとゴウくんに感謝。
本当にありがとう。
出演者への愛を心底感じるイベントでした。
こういうイベントに呼ばれて、出れるってことは俺たちの誇りで、最高の宝です。
だってふたりの目はやっぱりCDを好きな女に貸す時の中学生のようだったから。

新しい出逢い、再会もたくさんありました。
何年ぶりかに観てくれた人たちも多かったみたい。
変わったろうな〜。
そりゃ変わるわな〜。
もう何年も会ってなかったなら余計に、そうだよな。
でも、わかってくれるんじゃないかな。
あの時もああだったことは、相変わらずあんな感じなんだもの。
こうやって言葉にならないんだから。


念願叶って共演できたSEVENTEEN AGAINのやぶくんと、うしくん。
俺、緊張してますね。

いつも最高なwienners玉屋と音楽前夜社ゆうくん。

漫画家大橋裕之先生に似顔絵を描いてもらうえみたそ。

もう何年の付き合いになるだろうか、受付をやってくれてた遠藤ぼぶ。

これからも長い付き合いにみんななるだろうな、なんて、そんなことを思う一日でした。


・・追記・・



この日の前日、葉山一色海岸で曽我部恵一ワンマンに行ってきた。
途中から青島泉もやって来た。
Blue moonという海の家で、たっぷり2時間半も波の音と夏の歌を吸い込んだ。
もう今年の夏は全部終わったかも。
完全なる満喫。

K.K



【今日の新曲】

「夜明けがまた今日も来たふりをして」

夜明けがまた今日も来たふりをして
絶対的に何か足りてない朝がそこにある
みんなが起きるまでまだ何時間かあるその時
アメリカの兄弟たちの歌
シング シング ア ソング
レコードの針の溝に潜むいくつかの物語
それをなんとか読み取ろうとして
眠りは遠くに
俺も誰かの何かになりたいなって歌を探してる

氷をたっぷりグラスにいれても
すぐに溶ける季節
ベランダ 夜の風で髪を乾かす
今夜の空は24色すべて混ぜたクレパス
煙草に火を付けるその時 おぼろげな未来が見えだす

最近いつ笑った?
つくった笑顔は不潔だ
どうだい?どんな気分だい?
はじめてだよ こんなのは
幾千の星が本当はそこにあるけど見えない
ここで見える限られた星にすらも願いをかけられない
まだやりたい 自分の手で
まだやってみたい 自分の範疇の中で
神様は本当はいないんだって
証明してみたい
運命や奇跡なんてないって信じ切れるとこへ

潮の香りたっぷり吸い込んだブルース
夕焼けが今日はまるでオレンジジュース
壊れてしまった一日のつづき 幾千の今日
ぼうや気取るなよ ちゃんと傷つけよ
そのたびにちゃんとなんとかしてきたろ

夜明けがまた今日も来たふりをして
絶対的に何か足りてない朝がまだそこにある
なんなんだろう この寂しさは 確かにそこにある
ぼくはまだ目をつぶってはならない気がしてる