AGAIN AGAIN AGAIN

7/18

大阪ワンマン@梅田シャングリラ
美しい夜でした。

大阪のオーディエンスと、俺らの信頼関係はむちゃくちゃにぶっとい。
いつも俺が発した力の、何倍もの力で返してくれる。
決して満員ではないシャングリラだったけど、一番後ろで見てたあんたから、むちゃくちゃパワーもらったよ。


大阪は最高の仲間たちが、たくさん。
PAサウンドクルー、イベンター、ライター、レコ屋、バンドマン、ラジオクルー。
みんながいてくれて、よかったな、と思います。

ずっと勝ち負けで判断したくないと思ってたけど、まだまだ子供のようです。
この夜、ずっと思っていました。
俺は俺の価値を、少なくともツアーが終わるまでは、勝ち負けだけで判断しよう、と。
なにと戦ってるかはわからないけど、勝つ。


7/19

ツアー最終日、名古屋ワンマン@池下UPSET

紛れもなくTHEラブ人間4年半の歴史の中でのベストアクト。
一秒前よりも、さんさんと輝く、一秒後の光。
それを捉えられなかったら、負けてた。
一回も離さなかった、捕まえて、押さえつけて、羽交い締めにして、渡さなかった。

名古屋UPSET最高のクルーたち。

BAR GURUGURUのdieさん。

みんな本当に、ありがとう。
最後にこんなライブが出来るなんて、俺達は幸せ者だなと思います。

「SONGS」というアルバムは一曲一曲明確に伝えたい相手がいました。
恋人、自分、元恋人、亡くした祖父、父、母、レーベル、事務所、メンバー。
今はもう手元にはなくなったものと、いまポケットの中にある最も大切なものたちへの、アルバム。
そして今となっては吉村秀樹に向かって作っていたことにも、気付きました。

空に返した歌が、またこうやって歌になっていく。
巡り巡り巡り、巡る。
いつだってまたここに帰ってくる。

広島
岡山
京都
神戸
福岡
高松
高崎
仙台
新潟
札幌
東京
大阪
名古屋

長い旅でした。
各地のみんなにありがとう。



7/20

とか言っといて、もう翌日にはTHEラブ人間「SONGS」リリースツアー延長戦。
本当のツアーファイナル@直島アゲイン!2013


素晴らしいイベントには素晴らしいオーディエンスがいるね。
島民の方々もふらりと覗いていってくれたのか、子供達の姿もちらほら。

この海に囲まれて、この空気と風をたっぷり吸い込んで大人になっていくんだね。
あのコたちが大人になったころにも、現役で、このバンドで歌っていたいな。


二ヶ月前のツアー初日にタイバンだったD.Wニコルズとも再会。
今回のツアーでは広島、岡山、東京、直島と四箇所を共にして、個人的にもバンド的にもすごく強く影響を受けたバンドです。
大好きなうた、たくさん出来た。

終演後もう歌えないなあ、と思った。
打ち上げを終えて、二次会途中でへたり込んで気づいたら寝てた。
もう一曲も歌う力残されてないなあ、もうステージに立つ気力ないなあ。ってところまで俺は毎回毎回やりたい。
その機会はありがたいことにたくさんもらえる。
こんな初めて来る島でだって、その機会がある。
だから、朽ち果てるまで歌う。
俺は俺の価値を、勝ち負けで判断するんだ。


そして、今日。7/21。
朝、6時すぎに目覚め、ひとりで島を散歩してまわる。
汗だくで帰り、風呂に入り、外で一服しようとしたら猫が迎えてくれた。

朝飯をいただき、そのままD.Wニコルズ、サカノウエヨースケ、テツコ、ミラーマンと直島観光。


100年以上昔からある家屋に、様々な現代芸術作品が展示されていて、ほんと変な島。
もはやなんでもないスリッパや三輪車までも名のある芸術家が作ったように見えるもんですから、ある種芸術ってもんはとてもとても「程度の低い」美しさであるからこそ、誰かに伝わるのかも。


だってやっぱり沢山の芸術作品よりも、会話や空や海や風や、刺身定食の方がぼくの心を動かすのですから。

久しぶりに心からゆっくり休めた5人は東京に帰ってこれました。
ニコルズは岡山ワンマン、サカノウエヨースケは神戸、テツコとミラーマンは東京と大阪、滋賀へ。


直島のみんなは、どうしてるかな?

またどこかで、関わった人すべてが、健康に落ち合えますように。


K.K