2013年3月11日

2011年3月13日に書いた詩を載せておきます。
深く、黙祷。




「City Lights Gently Weeps」

いいちこの瓶が粉々になって
掃除機をかけなくちゃ
割れたガラスに残った雫
誰かの涙かも

東京の街はひと気が少なく
違う街に来たみたい
でも相も変わらずぼくはこの街で
きみのこと考えてる

震えて怯えてるかな?
夜はちゃんと眠れてるかな?
約束を守ってくれよ
もうなにも諦めたくないんだろう?

街の灯りがやさしくて
困ってしまう 立ち止まってしまう
こんな優しさがこの街にあったなんて
虚無よ、今!
今は沈まれ!

「胸が痛いわ。」
「なにもできないわ。」
きみはそんなこと言うけれど
[愛する歓び/誰かへの優しさ]に
胸がいっぱいになってるだけなのだ

震える心臓を抑えるな
夜の闇に包まれても大丈夫だ
約束を覚えてるかな?
お前の歌に俺はドキドキしてるぞ

きみの街の灯りに代わるような声が聴こえるか?
俺たちの声が
こんな眩しさをこの街からきみの街へ
苦しみよ、今!
今は!!

街の灯りが悲しくて涙する女たち
優しさはここにある
こんな優しさがこの街にもあったなんて
虚無よ、今!
苦しみよ、今!
悲しみよ、今!
今は沈まれ!