私の心に哀しみを

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下北沢シェルターにてカーネーションとのツーマンライブ。
カーネーションとは、うちのディレクター曰く東京モダンロックの至宝。
キャリアなんて鬼の如き違い。

ですが、やっぱり関係なかったです。
いい音楽といい音楽が結びついた瞬間、そこに存在する壁は破壊されるものなのです。

直枝さんからも、大田さんからも懐の広さを感じました。
今までツーマンライブというと肩肘貼りすぎてしまうところがあったのですが、この日はお二方から醸し出されるメロウさにすっかりやられてしまいました。
時間がゆったりとそこで動いていました。

ツーマンライブの醍醐味はやっぱりこれ。
二バンドの一斉攻撃によってお互いのオーディエンスを満腹にさせるということ。
これに尽きます。

しかしカーネーション
「体温と汗」からはじまり「Edo River」で終わりとは。
まさに凄絶!!!!
大好きな「スペードのエース」「十字路」 「Garden City Life」も素晴らしかった。
直枝さん。あんなセクシーな歌声どこから出してるんだろう。
やはり、心か。

ぼくらはファーストアルバム「恋に似ている」の完全再現ライブということで、本編はレコードの曲順通りに行いました。
初期衝動のみを詰め込んだこの作品。
すでにその初期衝動は遠く離れた荒野に置き去りにしてしまっていました。

我々のつぎの季節はすでに足早に進み始めております。
その世界にどっぷりと浸かるための演奏だったりもしたのかもしれません。

もしいつかまたあの曲たちと過ごす時が来たなら、その時は彼らによろしく。


K.K


【今日の新曲】

「これからどうする」

ちょっと郊外の街に住むのもいいかもね
都心から40分
2,3回乗り換えて

終電は0時前
下り電車はがらんどう
おとなになれなかったら
約束は忘れてよ

これからどうする?
ふたりきりのリバーサイド
おれたちどうする?
これからどうする?