ランシド

5/24
昼過ぎに忘れらんねえよ柴田くんとデート。
渋谷にできたばかりのヒカリエのクソ洒落た店でぼくはアイスコーヒー、柴田くんは外国のビール。

とてもとても天気が良くて、夏がもうくるんだなあ。と思った。

ぼくの家のサボテンはもうすぐ花を咲かすし、あのコの家のベランダにはゴーヤが実る。

そのあと、神社の中腹にある公園である撮影。
柴田くんはコンビニでグリーンラベルを買って、ぼくには伊右衛門を買ってくれた。
そのあと彼は一生終わらないんじゃないかと思うような、小便をしてた。

その姿は情けなくてヘタれていて、こんな小便をするような姿で彼が歌を歌えるようになったら、誰も勝てないなあと思った。
それはまさしく、彼が求めている姿だと僕は勝手に思う。

ぼくらは、お互いの歌が好きでよかった。

その後、レコード会社でラジオコメントを収録。
真心を込めてお話しさせていただきました。
いつかあなたの街でしか流れない、そのコメントを偶然でと必然でも聴いてくれたらいいな。

その後、THREEで倉内太くんのワンマンライブに遊びにいく。

彼は「倉内太と彼のクラスメート」という名前で、先日新作音源「kuttsuite sonomama』を発表した。
ぼくはちょっとした経緯でその音源に推薦コメントなんなのか、ただのラブレターなのかなんなのかよくわからない文章を書いた。
何度も何度も下北沢でお会いしたり、話をしたりしたけど、それがきっかけで最近よく彼の歌を聴いて街を歩いたり、居眠りしたりしている。

DECKREC/Majix→ http://www.majix.jp/artist_detail/78から配信してるから。みんな買ってクラスメートになればいい。

その発売記念ワンマンライブだったのだが、ものすごいものを見せてもらった。
彼の歌には逃げ道がないので、ぼくは袋小路か、迷路に目隠ししたまま放り出されたような気分でした。

うーん。まあ聞けば分かるから興味ある人は聴いてください。
興味ない人には一生届かなくてもいいし、わからないだろうな。
わかんなくていいですし、ね。

最後の最後にいちばん好きな歌「こわいおもい」をやってくれてうれしかった。
あと、ぼくはランシドのTシャツを着て行った。

最近は夜になると、冷えるので鞄の中に長袖のシャツやらカーディガンをいれて出掛けてるけど、
今夜は着ないで済んだ。

夏がそこまで、来ているせいか。
はたまた、倉内太に自分の牙を磨かれた気がする。

K.K


=今日の新曲=

【ながいお別れ】

窓から刺した空の青さに
わたしは目を瞑り
断絶するのですが
瞼の裏まで焼け付く季節です
かよわく震える
夏なのに冬のように

心臓は赤く
風は冷たく
夜中抜け出して、朝には帰っておいで

I sleep for my bloody yesterday.
We need a long goodbye.
ながいお別れ
ながいお別れ
ながいお別れになります